換気レジスター・給気口のメンテナンス

換気レジスターは外気を取り込む目的で壁や天井に設置されています。換気レジスターに内蔵されているフィルターによって花粉やハウスダストを取り除き、室内に空気を取り込んでいます。汚れが付着して目詰まりをおこすと給気不足となります。また、外壁部分の給気口が目詰まりする場合も同様に給気不足となります。給気不足になると室外と室内の気圧差が大きくなり(室内が負圧になる)、室外から空気を取り入れようとする働きが強くなることで以下トラブルが発生することがあります。

 ①玄関ドアが開閉しにくい

 ②サッシ等からの隙間風の音が大きくなる
 ③排気機能の低下、吸込み不良
 ④エアコンからポコポコ音が鳴る
 ⑤水回りから異臭がする(封水切れ) など
 
また、マンションは気密性が高いため、24時間換気システムで空気を循環させることはシックハウス症候群などを防ぐうえで非常に重要です。空気を循環させるには、「給気」と「排気」の両方を効率よく行う必要があります。どちらか一方に不具合があれば空気は正常に循環せず、室内の空気が滞留することででカビや結露などの発生原因にもなりますので、換気レジスター・給気口のメンテナンスは大切です。

当社では原状回復工事の際、換気レジスター・給気口のメンテナンスを独自の品質基準により実施するなど、より快適な住環境の提供に取り組んでいます。また、日頃のメンテナンスも大切になりますので、入居の際に「ご入居ガイドブック」を配布して、メンテナンスについてご紹介しております。

以上

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