【賃貸住戸】寸法・サイズの目安1

住宅の間取り等を考えるうえでさまざまな目安となる寸法・サイズがあります。
■建物・部屋の寸法の目安

1.天井高さ
天井高さとは、床から天井までの高さのことです。
居室(リビングや寝室など)の天井高さに関しては、建築基準法によって、2.1m以上とすることが定められています。
但し、2.1mは、最低の基準であり、居室全体がこの高さでは少し圧迫感を感じるかもしれません。
居室としては、2.4m程度の高さが確保されるのが望ましいのではないでしょうか。

2.階高
階高とは、建物の各階の高さのことで、下の階の床面から上の階の床面までの高さをいいます。
鉄筋コンクリート造のマンションでは、コンクリートの床(スラブ)から上の階の床までの高さを指します。
一般的なマンションの階高は、3m弱が多いようです。
階高を高くすることにより、天井高さを高くすることが可能になります。

3.畳数
不動産の表示に関する公正競争規約施行規則(不動産公正取引協議会連合会)で畳数表示のルールが決められています。
『住宅の居室等の広さを畳数で表示する場合においては、畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル
(各室の壁心面積を畳数で除した数値)以上の広さがあるという意味で用いること。』
ちなみに1坪=2畳のことなので3.24平方メートルとなります。

4.サッシュの高さ
従来のマンションの掃き出し窓(バルコニーなどに出られる床と同じ高さから始まるサッシュ)の一般的な高さは1.8mほどでしたが、
眺望が良いことや開放性が高いことからハイサッシュ(天井と同じ高さ、2.1mを越えるようなサッシュ)が増えてきました。

5.共用廊下の幅
マンション共用部の廊下の幅については片廊下(廊下の片側にだけ住戸の玄関がある)場合は、1.2m以上
中廊下(廊下の両側に住戸の玄関がある)の場合には、1.6m以上と規定されています。

以上

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